不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



アカリさんが甘いもの好きだなんて初めて知った。

本当にツバサさんの言う通り顔に似合わない。



思わずクスクスと笑ってしまった。




しばらく笑った後ではっとした。


やばい。
思いきっり笑っちゃった…。

好きな食べ物教えてくれただけなのに失礼だよね…。

絶対怒った絶対怒った絶対怒った

こ、殺される…!!




鬼の表情をしているだろうアカリさんを恐る恐る見る。



あ、れ……




「笑っとけ」


そう言うアカリさんは口角が少し上がっていて、柔らかい表情を浮かべていた。




…この人は私の調子を狂わせる天才だ。