不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




すると、フフフとハルキさんがなおも笑い出した。

え、面白い要素あった?




「リンちゃん、最近感情豊かになったよね」




『……別に元々私にだって感情はあるよ。
ただあいつらのとこにいたから忘れちゃってただけで_____っ!』




言ってから、はっとした。



いつ起きたのかわからないアカリさんと目が合う。

その顔はいつもと同じ無表情。

でも、わかる。
絶対聞いていた。


私は何を言ってるんだ…。




重たい空気が車内を包み込む。

こういう時に限って普段うるさいツバサさんが何も言わないのはずるい。



すると、いきなりアカリさんが


「モンブラン」


沈黙を破った。

そう、モンブランと。