「お待たせしてすいません」
ショウくんがペコリと謝って車に乗ると、もう既にアカリさん、ツバサさん、ハルキさんは朝と同じ位置に座っていた。
ショウくんのあのドスの効いた声と今の声の差に少し目眩がする。
「リンちゃん、学校初日はどうだった?本当は様子見に行きたかったんだけど…」
車が走り出すと、早速ハルキさんからの質問。
学校よりもあなたのところのショウくんの性格の違いに度肝を抜かされましたよ…
なんて言えず。
『…普通です』
それだけ答えて、また私は窓の外を眺めた。
「はっ、どうせブスのことだから、はしゃぎすぎて疲れたんだろ」
ツバサさんの声は無視無視。
ツバサさんもアカリさんみたいに寝てればいいのに。
「ところで偽名は何にしたの?」
『ぅえ!』
……ハルキさんからのまたの問いかけに、今度は変な声を出してしまった。



