不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上





私の準備が終わったのを見計らって、ショウくんは黙って教室を出る。


私は鞄を抱きしめるように持ってその後を追った。



歩くの早くて小走りしないと追いつけないし、1番は朝とのギャップに追いつけていない。



初めて出会った同い年だし、ここは思い切って…




『猫…かぶってる、の…?』




_____ピタ




あ、足が止まった。




クルッと振り返ったショウくんは鬼の形相。

そのままずんずんとこちらに戻ってくる。




「猫かぶりはお前だろ」



『え?』



「え?じゃねーよ。どうやって総長たち騙したんだよ。どーせ光龍のブランド欲しさだろ」