不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




今日は始業式だけで、授業はなく午前中に学校が終わった。


何事もなく帰れると、ほっと息をついた時だった。



「おい。帰るぞ」



ショウくんがそう言葉を発した瞬間、教室がざわめいた。



「ショウ様が女の子に話しかけた!」

「ちょっとどうゆうこと?」

「あり得ない!」





え?何でこんな騒がしくなったの?





「ちっ。早くしろよ」



ガン!とショウくんに机を蹴られる。



待って待って待って。
今朝のあの可愛く微笑んでくれたショウくんはどこに行ったの…?



なんて思いつつも睨みを利かせてるショウくんが怖くて、いそいそと帰る準備をする。