不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上





『っ、またあいつらに捕まるのがたまらなく怖いの…。


私は、みんなと一緒にいていいような人間じゃない。
けど、あんな、あんなとこに戻りたくないの。


あんなとこに戻るくらいなら、死んだほうがまし……』







私は泣くのを必死に堪えて下を向いた。


奴らから逃げてもなお、私は捕まったままだ。




こんな感情的になって言うつもりじゃなかった。


迷惑かけてしまった…








すると目線に入ってきたのはアカリさんの足。




脇に手を入れられ、そのまま俵担ぎのように私を軽々持ち上げた。



『えっ?えっ?っわぁ!!』




いきなりのことでテンパる私をよそに、アカリさんはそのまま無言で自分の部屋に私を連れ込んだ。