とりあえず、髪の毛を乾かせというのは伝わった。
『アカリさん!私自分でできます』
アカリさんの手がぱたっと止まった。
タオルをもらい、自分で拭こうとすると、
背中全体に温もりを感じて、気づくと、
『……アカリさ、ん……?』
後ろからぎゅっと抱きしめられていた。
私の髪の毛は濡れていて、冷たいはずなのに、首元に顔を埋められ、体が沸騰しそうに熱くなった。
「………………た」
『え?』
自分の心臓の音がうるさすぎてうまく聞こえなかった。
けど、アカリさんは気にする様子なんて全くなくて、
「ドライヤー取ってくる」



