不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



不思議と怖いなんて思わない自分がいた。




倉庫に入れば、もうそこは片付いた後だった。
何人か倒れてるのはみんな狼牙の人達で、光龍の強さを物語っていた。



「ほらぁ!もう片付いてる!さすが総長たち!」

「そうだよ!リンリン、もう戻ろう?」



2人の方がビビってる気がするのは気のせいだろうか……


2人の制止を無視して、私と公平くんは奥へと突き進む。


順調に進んでいる時だった。




「くそっ…狼牙をなめんじゃねぇ!!」


さっきまで横たわっていた人が突然殴りかかってきた。



『こ、公平くん危ない!』



公平くんケンカできないのに…!

と、思ったのとつかの間
華麗にその拳を避けた公平くんは足を引っ掛けて相手を転ばせ、



「ケンカってさ、殴ったりしたら自分も痛いから俺、嫌なんだよね」

「ぐえっ」

踏んづけている……。