ばっと俺たちが見たのは、もちろんリンちゃんの方だ。
……っあり得ない。
今一緒に地図を見てるわけでもない、ましてや狼牙の存在すらも知らない彼女が溜まり場の位置を正確に当てるはずなんか、ない。
「お前っ!今冗談言ってる場合じゃねぇのわかんねぇのかっ!!」
リンちゃんに詰め寄ったのはショウだった。
普段いい子ちゃんのショウが声を上げるのは珍しい。
『………て』
「あ"?」
『お願い、信じて』
リンちゃんの瞳には、先程まで寝込んでたとは思えない程の決意が見える。
まるで知らない女の子のようだ______。
「…………東第3倉庫だ、お前ら準備しろ」
その決意を、アカリは受け取ったらしい。



