不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



ビクっとリンちゃんが肩を震わせたのが、階段の上から見てる俺からでもわかった。




殺気とは違う、力の籠もった冷たい声にそうなるのは仕方がない。



全く…、うちの総長は女の子相手になんでこうなのかねぇ?




「あ?手当てなら人いた方がいいだろーが」


アカリの態度が気に食わないのか、ツバサの雰囲気もピリつき出す。
   




「いいから、余計な事すんな」

「お前その言い方はねーだろ!」



あ〜あ、身内で争ってる場合じゃないのに…。



ここは俺がリンちゃんを回収して穏便に…と思いつつ階段を降りれば、