不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



「何があった」


聞こえたのか、アカリが部屋を出る。


狼牙が動いたとなれば、こちらも対策を練らなければならない。

リンちゃんの部屋にいるわけにもいかない。



ツバサも機嫌悪そうに部屋を出る。


「チッ。このくそタイミング悪い時にあいつら懲りずに…。いい機会だ、全部潰しちまおーぜ!」



みんなリンちゃんを1人にしたくないのは同じだよ、馬鹿ツバサ。


そんなツバサにショウは苦い顔をする。

珍しいな…
いつもなら便乗して「やっちまいましょう!」とか言ってもおかしくないのに…



それに…いつもよりザワザワと下が騒がしい。