不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



「と、見つかるとまずいからね、ここからは脳内で会話してくれるかな?」


パチン!とアヤトくんが指を鳴らすと、



《はい、これでカケルくんうるさくても安心。》


頭の中に声が響く。



そう、アヤトくんの"力"____________………




精神感応"テレパシー"




《俺別にうるさくなくない?!
てか、そうそうお前さ、どうして脱走とかしちゃったわけ?お前親方様のお気に入りだったじゃん》



聞きたくない……のに、頭に流れてくる声にうんざりする。


《こんな人間の集まりに加わっちゃってさー…》



《聞きたくない…》

私の心声もただ漏れだ。



《騙されてんじゃねーの?》



《聞きたくない…!》