不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上


同じ方向を見れば、アカリとアイツを見つけた。


アカリがアイツを抱き上げてる姿に俺にはイチャついて見えて、無性にイラッとしたのも束の間、


『きゃああ!!!』



悲鳴が聞こえてきたと思えば、アカリは女を海へと放り投げた。



う、嘘だろ?!


と思いつつも一目散に身体が動いた。



バシャーーーン!!


一緒に海へ入った俺はもがく女を捕まえて海面へと引っ張る。



『っぷはっっ!!』

「お前何考えてんだ、」


上がった瞬間、俺は上にいるだろう男に文句を言うつもりだったが、いるのは黒いオーラを出してるハルキ。

そして、すぐ隣から

バシャーーーン!

と水しぶきが上がった。