「そー言えばお前、俺が近づいたら飛び込むんだってなぁ?」
『なっ、えっ、ちょっ!!』
嫌な笑みを浮かべながらジリジリと詰め寄ってくるアカリに、私の足場は落ちるか落ちないかのギリギリで、いつの間にか立場が逆転。
アカリは逃げ場を失った私の両脇に手を入れて軽々と身体を持ち上げた。
もう真下は海。
さすがに落とさないって分かってるけど、さすがにこれは怖すぎる!
『お、降ろしてっ!』
「ここで降ろしていいんだな?」
ニヤリと笑うアカリに嫌な予感がした。
いや、まさか。
そのまさかだった。
躊躇いもなく、アカリはパッと私を降ろした。
『きゃああ!!!』
悲鳴と共に私は夜の真っ暗な海へ放たれた。
_____________バシャーーーン!!!



