思わぬ答えに張り詰めていた緊張感も涙もピタリと止まってしまった。
この男の初恋が私…?
『ええええええ!!』
「うるせえ……チッ…これだから言いたくなかったんだ」
アカリは頭を掻きながらそっぽを向いたけれど、心なしか耳が赤いような…?
「最初は確信無かったんだがな…名前聞いた時にピンときて、まぁ、徐々にだ」
徐々にって言葉で濁したけれど、それは私が能力者だと気付いたからだろう。
昔の私を知ってるなら尚更だ。
化け物と罵られた時代の自分の事を好いていてくれた人がいたなんて_____、
今更実感してぼんっと顔が赤くなった。
そんな私を見て、アカリはニヤリと笑った。



