『初めから、知ってたの……?』
「それは_________、」
アカリが口を開くと同時に1歩こちらに近づいて来たのを私は見逃さなかった。
『近づかないでっ!!!これ以上近づいたらこの海に飛び込むから!!』
初めから知ってたとすれば、奴らと繋がってる可能性だってある。ましてや暴走族となれば怪我は付き物、この"力"を利用するのが目的だったのかもしれない。それか私を売り飛ばして大金を手に入れようとしてた可能性だって捨てきれない、それから_________、
「わかった近づかない、だから泣くな…」
頭の中でグルグルと考えては出てくる涙。
アカリが私の事を騙すわけないと思いたい、けれどどうしても疑ってしまう自分がいる。
私は涙を流しながらもキッとアカリを睨みつけた。
『一体、何のために私を助けたの…?』
「…今はまだ言えねえ」
『利用するのが目的だったの…?』
「ちげえ…」
『私の事、奴らに渡すの…?』
「だからちげえっつってんだろ!」



