「あぁ。間違ってなけりゃあ、俺の知ってるお前は"天使"だった」
『……っ!!』
…聞き覚えがあった。
昔の純粋無垢だった私は怪我してる人がいれば所構わず力を使っていた。
近所の人は口を揃えて私を"天使"と呼んだ。
けど、それは最初だけ…。
小さい頃の私の力は弱く、1人治すだけですぐに眠りについてしまっていた。ひどい時は3日も眠り続けた事もある。
それなに周りの大人たちは私に無理やり力を使うことを強制してきた。
最後には欲のために私を捕まえようとする人や化け物と罵る人までいた。
けど、そんなわけない。
みんな今はもう私の存在なんて忘れてるはずだ。



