不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




驚きを隠せなかった私はバッと彼の腕から逃れて距離を取った。


振り返れば、ここに来てから初めて見せる表情をしていて、そんな顔ですら綺麗だなんて。

小さかったとしても多少は面影あるはず…。
私こんな綺麗な男の子と会ったこと、あった…??



震える声を、ごくんと飲み込んだ。







『私、アカリに会った事、ある、の……?』