「カケル、とかいう男か。」 ドッと心臓が鳴った。 自分でもみるみるうちに目が開いてしまうのがわかる。 そのままドクドクと鳴り止まない心臓を必死に抑えて思考を巡らせる。 何で、ツバサがカケルくんの名前を…? 接触したの?いつの間に? もしかして、聞いた? 聞いてしまったの? ここにいるみんなはもう知ってしまったの? 冷や汗すら滲んできて、もう思考回路はショート寸前。 何も考えられない。