不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



ガラ、


店のドアが開かれ、俺たちはばっと一斉に振り向いた。


「……その反応、何かあったのもろ分かりだから」



出てきたのは公平1人だった。
あからさまに反応してしまった俺たちはちょっと反省。

さっきの今で警戒心が強くなってる証拠だ。




「いきなり翔子とリンとかいう女外に出すななんてショウから連絡あって、何事かと思ってよ。
あの2人にヒロさんの皿洗い手伝わせてる間にちょこ〜と覗いてたんスけど〜〜、

ようは、あの女が自ら喋ればいいんスよね?」




そう言ってのける公平の視線はアカリさん達幹部。



公平は光龍のメンバーではない。
でも、なんだかんだメンバーと仲良いし、問題事があれば力を貸してくれる。
面倒見のいい公平にメンバーになって欲しいといつも誘ってるが、

決まって言う公平のセリフは、

「あ。俺ケンカできないんで」