でも、それは俺たちだけで…
「あいつら、リンちゃんを追ってた奴らと同じ服装だ。真っ黒のスーツ…」
ハルキさんはおもむろにノートパソコンを取り出した。
カタカタ…と、タイピング音が響く。
「親方様…トップのことそう呼ぶみてぇだな。族ではねぇけど、少なくとも組織ぐるみなことには間違いねぇ」
ただただキレてたはずのツバサさんさえも冷静に敵を分析している。
そうだ。
俺たちには情報が少なすぎる。
敵がどんな奴らなのかも、
どうしてリンリンを狙うのかもわかっちゃいない。
ましてや、どうしてあの事件のことを知っているのかも______。



