不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



その言葉は、俺たちをキレさせるのに申し分ない言葉だった。



「てんめぇ!!!!」


やっぱりすぐさま相手に向かって言ったのはツバサさん。

あれはもう完全にキレている。



「よせ」

「ツバサ、待て!!」


アカリさんとハルキさんの声も無視して、ツバサさんは容赦なく中学生の男の胸ぐらを掴んだ。


すると、そいつは余裕かのように口角を上げた。



「ふっ、自分から"触ってくる"なんてバカだな」



「あぁ?!このチビ余裕ぶっこいてんじゃねーぞ!!」




「あの女よりも、もっと妹のこと考えてあげたら??

…また髪の毛短くなっちゃうよ?」