「お前らの言う"普通の人間"ってなんだ」
表情の変わらないアカリさんは何を考えているのか全くわからない。
けど、
「…お前らみたいな奴らだよ」
相手の雰囲気が変わった、
「…….カケルくん、もうすぐ24時になるよ」
「えぇ?!嘘でしょ、もう?!
親方様(おやかたさま)に戻るよう言われてる時間じゃん!!
忠告はしたし、帰るよ、アヤトくん!」
カケル…そう呼ばれた男は慌ただしく向かいの道路に停めてある黒塗りの高級車へと走り出した。
雰囲気が変わった気がしたけれど、違ったか?
「勘違いするなよ。カケルくんがキレる前に止めてやったんだ、君たち僕に感謝してよね」
と、先程からアヤトと呼ばれていた生意気な中学生も歩み出す。
「あっ、そうそう。あの女のことだけど、
傷1つ付いてない状態で返してね?不良品だと使い物になんなくて僕らが怒られるからさ、頼んだよ」



