不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上


***

時刻は23時間近。



「おっと、高校生は補導される時間だな、よし、それ食ったらとっと帰れよ〜」
と俺たちは追い出されてしまった。



本当にヒロさん、調子いいよな…。



自分だって若い頃はバリバリだったくせして



なんて思いつつ、まだ食べているリンリン、公平、ツバサさんの妹を外で待つ。






近くにはアカリさんたち幹部の方もいる。

普段はこんな近づくことのできない人。

これもリンリンのおかげだな、なんて思ってる時だった。








「うええええ、今日貸切かよぉぉお」



店の外の紙を見てうな垂れる声が聞こえた。


「だから違う店にしよって言ったのに…」


スーツを着た俺たちと年の変わらない男と、同じスーツを着た中学生くらいの男の子がそこには立っていた。