確かにリンリンは他の人とは違う。 傷の治りも遅くて、痛みにも疎い。 だから俺たちはリンリンの些細な動きにも目を配るようにと幹部から常々言われていた。 けど、それだけじゃないのもわかってる。 それは、リンリンが足を血で染めて、初めて俺たちの倉庫に来た時。 チラッとだけ顔を見た俺たちにしわからないかもしれないが、 ……今でもリンリンのあの冷めた目が忘れられない。 あの全てに絶望し、何もかも諦めたような目。