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学校は何事もなく放課後を迎えた。
私をいじめていた女の人たちは全員退学させられたとか、これまであった学校の出来事を翔子ちゃんと公平くんが教えてくれた。
遅れていた分の授業は翔子ちゃんがノートを見せてくれたし、
昼休みは音楽室に来なくていいと言われ、これまた翔子ちゃんと公平くんとお昼を共にした。
たぶん…、光龍のみんなは私の歓迎会の準備をしてくれていたんだろ…。
なんかちょっと悪いなと思いつつ、
帰りの車の中。
車に乗っているのは、ショウくん、アカリ、ハルキ、ツバサ。
乗って数分でいつもの倉庫へ行く道ではないことがわかった私は、用意していた言葉を言う。
『ココ、イツモト違ウ道ダネ』
刹那、
「……下手くそ」
きっと私たちの会話を聞いていたであろうショウくんの呟きが聞こえた。



