不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




翔子ちゃんはどうして髪の毛切ったの?




そんなこと聞かない雰囲気だってこと、私にもなんとなくわかってしまった。





『わ、私は、みんなが歓迎してくれるってだけで嬉しいから………


いい思い出になる…』





無意識に出てしまっていた言葉だった。





「え、思い出って……
花子ちゃん、
いなくなっちゃうの?」




はっと気づいた時にはもう遅くて。



翔子ちゃんのその言葉が、棘のように胸に刺さって痛い。






なんて答えたら、嘘にならないだろうか…


これ以上嘘を重ねたくない…





なんてグルグル考えていたら、








「いなくならねーよ」