不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




心の傷も癒してあげられたらいいのに…。



すると、ツバサの表情がパッと音がついたかのように変わった。



「っしゃ!!終わったぞブス!!!ブスッとしてないで早く下降りて来いよ!!」



なんて言うと、早々に部屋を出て言ってしまった。





見てみると、髪の毛はただのポニーテールではなく、綺麗に編み込みもほどこされてあって



『私にできること…』



ボソッと独り言にように呟いていた言葉。

本人がいなくなってから言うなんて、私って本当に臆病だ。





それでも

ポンっと頭に手が乗ったかと思ったら




「そばにいることだ」



それはアカリの安心する手だった。