心の傷も癒してあげられたらいいのに…。
すると、ツバサの表情がパッと音がついたかのように変わった。
「っしゃ!!終わったぞブス!!!ブスッとしてないで早く下降りて来いよ!!」
なんて言うと、早々に部屋を出て言ってしまった。
見てみると、髪の毛はただのポニーテールではなく、綺麗に編み込みもほどこされてあって
『私にできること…』
ボソッと独り言にように呟いていた言葉。
本人がいなくなってから言うなんて、私って本当に臆病だ。
それでも
ポンっと頭に手が乗ったかと思ったら
「そばにいることだ」
それはアカリの安心する手だった。



