不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




ふと、ベッドから起き上がり足を見る。



ここにくることになったきっかけの足の傷もすっかりと治っていた。



この傷が治るのに私は3ヶ月以上もかかってしまった。




アカリはみんなに
「些細なことでも傷を作らせるな」
と言ってあるらしい。




私の傷の治りが遅いこと、痛みを感じないが故に無理してしまうところ

全部みんなが気遣ってくれていた。







でも


みんなに守られてるって思うたび、私は胸がたまらなく苦しくなる。





「昨日バイクで派手にやっちまってさ〜」
「俺も昨日ケンカでよ〜」


そんな光龍のみんなを私は見て見ぬ振りをしているんだもの。



私のことを嫌いなショウくんでさえ、私が階段から落ちそうになったのを助けてくれたっていうのに。