身体を反対向きにさせられ、腰まである髪の毛も、邪魔だと言わんばかりにサラッとどかさせる。
同時に背中に落ちる口付け。
絶対そんなところ傷なんてないのに………。
『……っ……ぁ…』
ぞくっとして反応してしまう身体がもどかしい。
恥ずかしくて死にそうだ。
まるで、私の傷を癒すかのような甘い甘い口付けは冷え切っていた身体を一瞬にして熱くさせた。
全身と言っていいほど、私の身体に口付けを落としたアカリは、
「お前の今ある傷の場所は覚えた。これ以上増やすなよ」
私の火照った身体にバサっとバスタオルをかけると、何もなかったかのように部屋を出て行ってしまった。



