不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




慌てて、肌蹴てしまったバスタオルを身体に巻き直す。




次に、ギシッと音を立ててベットに上がってきたアカリに、ドキリと心臓が高鳴る。



上から見下ろしてくるアカリは、まるで獲物捉えた獣のよう。


髪から覗く目にゾクリと鳥肌が立った。






『ま、待って…私髪の毛びしょ濡れだからベット濡らしちゃうから…』




起き上がろうとする私に、目を光らせる獣。



抵抗しても遅かった。



バサっ



巻き直したばかりのバスタオルが、アカリの手によって剥がされる。





『いやっ!!!』




私は簡単に糸一つ纏わぬ姿になってしまった。