それからどれくらいたったのかわからない。 身体が冷え切って、さすがに耐えきれなくなって水を止めた。 もう何かをする気力さえもない私は、長い髪の毛から滴り落ちる雫をそのままに、バスタオルだけを身体に巻いて、元の部屋へ戻る。 と、 『…っ!』 そんな…、 いるだなんて思わないじゃないか。 こちらに背中を向け、ベットの上にダルそうに座るこの部屋の主。 「お前、風呂なげぇ」 そう言って振り返ったアカリ。 私の姿を見るなり目を丸くしたかと思いきや、すぐにドス黒いオーラを放つ。