「いやぁ、アヤトくんよ。俺らってつくづく可哀想だよなぁ…」 とある高層ビルの屋上、強風が吹き抜ける中、真っ黒いスーツに身を包んだ男が言う。 「何が?」 アヤト…反応を示したのが、同じ真っ黒いスーツに身を包んだ男。 身長が小さく、歳は中学生ほどに見える。 「久々の外出許可かと思えば、逃げ出した姫さんの回収っていうオプション付きだぜ?」 「確かに、かなり面倒くさい。」 「見つけるのにも、捕まえるのにも一苦労だっつーの。……まぁ、でもいい退屈しのぎにはなるな」