がくっときた眠気にそれは違うということが、嫌でも思い知らされた。 私はどうやら、また無意識に”力”を使ってしまったみたいだ。 使おうだなんて思ってないのに。 どうしてなの…。 まだ全然バレてないみたいけど、こんなのが続けば、 もう、ここには_____…… 「リンちゃん…?」 ハルキの不思議がる声を最後に、私は瞳を閉じた。