そんな会話をしている間に私の傷を消毒してくれていたハルキは次に絆創膏を取り出す。
『ハルキ、待って』
私は、守ってもらうような人間じゃないし、こんな誰かに手当をしてもらうような人間でもない。
いや、そもそも人間でもない、のかもしれない。
『私なんかより先にツバサ診てあげて』
「え、ツバサ?ピンピンしてるけど?」
確かにピンピンしてるけど、そんな筈ない。
階段から落ちて、下敷きになってくれた時、触れたから見えたもの。
『ツバサ、足痛めてない?』
私が問いかけるや否や、はぁ?何言ってんだこいつ、という顔で見てくるツバサ。
「ぜーんぜん痛くねーけど?」
ほれ、と足をブンブンと振り回してくる。



