「お前、このままだと傷だらけの姫だな!」 ツバサが、私とアカリの反対側のソファにふんぞり返りながらギャハハ!と笑う。 …確かに治りは遅いかもしれないけど、今回の傷はかなりの擦り傷。 誰のせいで大袈裟になってると思ってるんだ。 『そもそも私姫じゃないし…』 「残念だけど、リンちゃん。もう手遅れだよ」 と、救急箱を片手にいつの間にか現れたハルキ。 『…どういうこと?』 「もうみんなリンちゃんが姫だって思ってるってこと!」 確信犯の如く、ニコリと満面の笑みを見せてくる。