__ガン!
私の言葉なんて、無視。
ツバサは私を担いだまま乱暴に足でドアを開けた。
「ハルキ〜救急箱ーー!」
「そんなデカイ声出さなくても聞こえるって!
……すぐ持ってくるから、リンちゃんそこ座らせといて」
私が担がれてるのを見て、察したんだろう。
ハルキが席を立つと、ツバサはそこに私を下ろした。
ただの擦り傷なのに、
「どうして怪我した」
なんて、アカリも傍にくる。
『落ちた』
「どこから」
『階段』
「どこの」
『あそこの』
「何段目からだ」
『わかん、ない…』
私の隣に座ってきたアカリは無表情で質問攻めをしてくる。
何段目とか、覚えてるわけがないじゃないか。



