不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



上から下までジロジロと見られる。




『してない。痛くないもん』



「馬鹿か!お前の痛くねぇは信用できねーんだよ!」


バシっと軽く頭を叩かれた。





『……痛い。』



「嘘つけ…って、ほら。言ってるそばから肘擦りむけてんじゃねーか」



あ、本当だ。
全然気づかなかった。




と、




『ぎゃっ』



無有を言わせぬ早技で、あっとう間にツバサに担がれる私。


驚愕している私を他所に、降りてきたばかりの階段を、私を担いだままツバサは登って行く。




『1人で歩ける…』



「うるせー黙ってろブス。これ以上怪我されたら迷惑なんだよこのブス」





何回ブスって言えば気が済むんだ…。