不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上






「てめぇら…いい度胸してんじゃねぇか……」


すぐに起き上がったツバサは般若のような形相で。




「ツバサさん…っ!違うんです!こいつ!こいつがやれって!!」


「んなっ!タカヒロお前、俺のせいにすんなよ!」


「うるせぇ!お前が貸した金返さねーからだ!!」



「そんなん、今関係ねーだろ?!」





「俺にとっちゃあ、どっちも関係ねーわ!あのブスに変な技教えやがって…!!」




「いや、あれはれっきとした護身術__…
じゃなくて、ほんとすいませんって!!リンリンに名前呼び捨てにされて余韻に浸ってたところを…!!」




「〜〜〜〜っ!……上等だ、シュン、お前からミンチにしてやる!!!」




「ぎゃあああ!!なんでえええ?!!」




倉庫の中を逃げるシュン。

それを追うツバサ。




はたから見たら、鬼ごっこをしているかのよう。