不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上





「リンちゃん俺らの事も呼び捨てで呼んでいいんだよ?」




『え!でも…』



「あいつらより先に出会って一緒にいたのに、呼び捨てじゃないって距離あるじゃんか。

それに_____、



もう仲間だろ?」





『っ!』





____嬉しい言葉のはずなのに、


優しいハルキさんの笑顔が直視できない。




下を向けば、まだ治りきってない足が視線に入った。


本当、いつになったら治るんだろうこの傷は。





私は、この傷が治って、お母さんも見つかればここにいる理由もなくなる人物。



仲間、だなんてそんなものじゃ______






「傷が治ったってお母さんが見つかっても、リンちゃんは仲間だよ」





私の考えていることがわかったのか、ハルキさんのそんな声に、私はハッと顔を上げた。