そして、ショウのことを何かを確認するかのようにじっと見つめた後、
『行ってきます…』
と、階段を降りて行った。
「なーんか、嫁に行く娘を送り出してる気分だな」
そう言いながらアカリ達の方に振り向けば、ツバサが珍しく優しい顔で下に降りて行くリンちゃんを見ていた。
「……ふん。誰があんなブス…」
言ってることと表情が真逆だけど、今はからかわないであげることにした。
きっと、リンちゃんが正式に仲間になって嬉しいんだろう。
アカリはとういうと、やっぱりいつもの無表情。
でも、長年一緒にいた俺にならわかる。
あの瞳の奥にあるもの。
「アカリ、リンちゃんのことで知ってる事があるんだろ…?」



