不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上



そして、ショウのことを何かを確認するかのようにじっと見つめた後、



『行ってきます…』


と、階段を降りて行った。





「なーんか、嫁に行く娘を送り出してる気分だな」



そう言いながらアカリ達の方に振り向けば、ツバサが珍しく優しい顔で下に降りて行くリンちゃんを見ていた。




「……ふん。誰があんなブス…」



言ってることと表情が真逆だけど、今はからかわないであげることにした。




きっと、リンちゃんが正式に仲間になって嬉しいんだろう。




アカリはとういうと、やっぱりいつもの無表情。


でも、長年一緒にいた俺にならわかる。

あの瞳の奥にあるもの。





「アカリ、リンちゃんのことで知ってる事があるんだろ…?」