「リンちゃん、下行っておいで」
俺の声にリンちゃんは吃驚した表情でばっと振り向いた。
「下行って、あいつらにあいさつしてやって」
『で、でも……』
おずおずとリンちゃんが遠慮気味に見たのはアカリ。
これでもかと、不機嫌なオーラを放っている。
これ以上男の前にリンちゃんを晒すのが嫌なんだろうなぁ。
そんなアカリの気持ちなんてリンちゃんは気づくわけもない。
「いいよ。こいつのことはほっといて。あ、ほら丁度お出迎え」
さっきリンちゃんが寝ている間に指示したように、階段の下にはショウが待ち構えていた。
階段の下にショウがいることに気づいたリンちゃんはびくっと身体を強張らせた。



