不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




ドキドキドキドキ

心臓がうるさく鳴る。



階段の上から見るクリアな世界。



そこはやっぱり最初に見たようにカラフルな色。


金髪、銀髪、赤髪……



なんてぼーっと眺めていたら




「おーい!お前ら!総長からお許し出たぞ〜〜!姫のお披露目だー!」



ツバサさんがいつものバカでかい声で叫んだ。



すると、100人近く下にいる人の顔が一斉に上がった。

同時にビシバシと視線を感じる。




「ついにお披露目だってよ!」


「あ、本当だ!上に女いる!」


「すっげえ可愛いな!いつもフード被ってたから顔わかんなかったわ」


「やっとお披露目か〜〜」






…こ、怖い。


こんなに注目されたことなんてない。

ましてや私はつい最近外の世界に出たばかりだ。