不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




みんな、今までと全く変わらない態度。


私が”力”を使ったのに気づいていない様子だった。



ほっと息をついた時だった。



「リンちゃん、ついに頑固な総長から許しが出たよ」


『え…?』



ハルキさんがご機嫌な笑顔を見せるけど、私にはその訳が全くわからない。




「あったまわりぃーな!お前のお披露目だよ!お披露目!」


『お、お披露目…?』



「そう、ツバサの言う通り。うちの総長リンちゃんを下の奴らに会わせたくなかったみたいだけど、今日そのお許しが出たよ」




え?!


私があいさつしたいって言ったら、ダメって言ったのに…




ばっとアカリさんを見れば、まだ不機嫌なご様子。




……本当に許してくれたのだろうか。




「今日のこともあるし、ハッキリさせとかないとってなったんだ、だから大丈夫」