不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




「あれ、アカリ。リンちゃんまだ寝てるの?」



「起きてる。怖い夢見たらしい」



アカリさんは、ハルキさんと会話しながらソファーに腰掛けた。

同時に、私はアカリさんの膝の上に座るようになって。


それでも私はアカリさんに抱きついたままだった。





「やばいね、ツバサ。俺らもリンちゃんにあんなことされたいね」



「……ふん!誰がこんなブス!」


「俺が起こしに行ってれば〜とか思ってるくせに」


「んな!!おおおお俺はそんなこと思ってねぇ!!」


「顔あかっ!はい、図星〜〜」


「ハルキ…、てめぇ…」





抱きついたままだったけど、恥ずかしい会話が聞こえて、私はぱっとアカリさんから離れた。




一瞬にして不機嫌になったアカリさんに『も…、平気』と、伝える。