不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上




時計を見ればもう夕方で、部屋はだんだんと薄暗くなってくる。


それでも私は電気を点けずに、じっとベッドの上で体育座りをしていた。





こうしていると、昔に戻ったみたい……。





すると、ギィィとゆっくり部屋のドアが開いた。

同時に明るい光が入ってくる。




私はベッドから降りて、思わずその光をくれた人に飛びついた。




「…起きたなら言え」



『…………』



飛びついた私を抱きとめてくれるアカリさん。