不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上









はっ目が覚めると、そこはいつもの天井、


アカリさんの部屋だった。




『……思い出せない』



独り言を呟いて、むくりと起き上がると、膝にガーゼが貼られていた。




そうだ。


私無意識に”力”使っちゃって……




アカリさん達が居るであろう大部屋に繋がる扉を見る。




…馬鹿みたい。

今更開けるのが怖いなんて。