不思議な力を持つ女の子と暴走族の話。上





チラっとアカリを見れば、何か考え込んでいる。




やっぱり、アカリは……



リンちゃんについて何か知っている…。





すると、考え込んでいた顔がぱっとただの不機嫌な顔に変わった。



アカリがじっと見つめているのは、リンちゃんの頬をつつくツバサに、リンちゃんを抱き支えているショウ。




……またリンちゃんには貴重なアカリを見せてもらったな。




アカリは触るなと言わんばかりに、ショウの腕からリンちゃんを奪う。



「今日はもう倉庫に行く。ショウは病院行け」



それだけ言うとリンちゃんをお姫様抱っこしたままスタスタと歩いていってしまった。