物置部屋の丁度前の廊下。 あの女が髪につけていたであろうリボンが落ちていた。 「〜〜〜〜〜〜!」 「〜〜、〜〜」 中からは話し声も聞こえる。 あそこか… きっと女共に捕まってるに違いない。 その話し声は近づくにつれ、大きくなる。 「”姫”だからって調子乗ってんじゃねーよ!」 『”姫”?なに、それ…』 あの女の、か細い声がかろうじて聞こえた。 あいつ…”姫”のこと知らないのか…? 公平も同じことを思ったらしく、 「おいおい知らないのかよ」 と、ボソッと呟く。