アカリに続くようにして、倉庫の中に入ると、頭がカラフルな男の子達がたくさんいた。
バイクをいじったり、雑誌を読んだり、みんな楽しそうにしている。
これはいわゆる…暴走族というやつ…?
なんて思っていたら、私の方が先に歩き出したのに、いつの間にか前にいるハルキ。
心配そうにチラチラと後ろを振り向いてくる。
そして、
「アカリさん!お疲れ様です!」
「こんちわ!!」
「ハルキさん!お疲れ様です!」
なんて彼らに向かってかけられていた言葉が
「お。おい…女だ……」
「足の血やばくねーか…?」
「どなたの女なんだ?」
私に向けられる言葉に変わった。



